心臓リハビリテーションCardiac rehabilitation

心臓リハビリテーションとは

急性心筋梗塞や心不全、心臓手術などで入院すると、心臓の機能低下に加えて体力も低下します。
もともと入院する前は自力で歩けていた方が、入院して治療を行うことで心臓はよくなったけれども、歩けなくなってしまったということでは、治療した意味も半減してしまうかもしれません。

また、病気で入院されたあと、自宅でどのように過ごしていけばよいかが分からなかったり、不安に感じたりする方もいらっしゃると思います。
我々はこのような方に対して、医師、理学療法士、管理栄養士、看護師、薬剤師などの多職種で対応していきます。

心臓リハビリテーションとは、決して運動療法だけでなく、患者様それぞれの生活に包括的にかかわることで、より健康に過ごせるための治療です。

当院における心臓リハビリテーションの概要

柏厚生総合病院 循環器内科 心臓リハビリテーション

当院では、心血管疾患患者の運動耐容能改善、QOL向上、メンタルケア、疾病管理、退院先の調整を目標に、運動療法、教育、指導、カウンセリングなどからなる包括的心臓リハビリテーションを行っております。入院中の症例に対しては週に1回カンファレンスを開き、多職種で問題点を抽出し、議論しております。

心臓リハビリテーションにおける運動療法

柏厚生総合病院 循環器内科 心臓リハビリテーション運動療法

運動療法については、医師の指示のもと、理学療法士を中心にプログラムを作成しております。2024年の新棟完成に伴い、リハビリテーション室もリニューアルされております。医療スタッフの指導の下、患者様の安全を重要視しながら、自転車エルゴメーター、低強度レジスタンストレーニング、EMS(Electrical Muscle Stimulation:電気的筋肉刺激)を組み合わせて実施しております。

CPXによる評価

柏厚生総合病院 循環器内科 CPXによる評価

患者様の状態把握やリハビリテーションの効果判定の目的で、可能な方にはCPX(心肺運動負荷試験)を行っております。CPXとはマスクや心電図、酸素モニターを装着しエルゴメーターを漕いでいただく検査です。運動耐容能の評価や狭心症の評価が可能です。CPXの結果から、種々の心疾患の重症度・予後の判定、治療方針の決定やリハビリ効果を知ることができます。

外来心臓リハビリテーション

外来での心臓リハビリテーションも行っております。心臓リハビリテーションは週に3日以上、1回30分以上の運動が推奨されております。運動のやり方が分からない、自宅ではなかなか運動できない方で、ご興味がある方は、主治医にお申し付けください。

外来担当表

◆循環器内科

受付時間 診察室
9:00〜
12:00
29診 2階 川本 浩禎 藤野 祐介(心不全・弁膜症外来) 角野 元彦 北原 慧 角野 元彦

北原 慧※第1・3・5週担当

角野 元彦※第2週担当

神吉 秀明(心不全・弁膜症外来)
※第4週担当
30診 大西 宏和(心不全・弁膜症外来) 神吉 秀明 新居田 登三治
31診
14:00〜
17:00
29診 2階 藤野 祐介 藤野 祐介(心不全・弁膜症外来)
※第3週は休診
神吉 秀明(心不全・弁膜症外来) 北原 慧
30診 神吉 秀明(心不全・弁膜症外来) 角野 元彦 大西 宏和 新居田 登三治
31診 今岡 拓郎

◆不整脈外来・デバイス点検外来

柏厚生総合病院 循環器内科

〒277-0862 千葉県柏市篠籠田617番地
◆診療時間

月曜日〜金曜日:9:00〜17:30

土曜日:9:00〜12:50

※詳しくは外来担当表をご参照ください。
◆外来予約センター

7:30~17:30(月~土) 診察の予約・変更及び検査の変更ができます。