柏厚生総合病院では、循環器内科・心臓血管外科の協働体制をさらに強化し、経カテーテル大動脈弁置換術（TAVI）および経皮的僧帽弁接合不全修復術（TEER）を新たに開始いたしました。これに伴い、2025年10月より「弁膜症外来」を開設いたします。

弁膜症外来では、心臓弁膜症（大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など）の診断から、最適な治療方針の検討、外科手術・カテーテル治療・内科的管理に至るまで、多職種チームによる包括的な診療を行います。
高齢化の進む地域において、体への負担が少ない低侵襲治療（TAVI・TEER）は特に有効であり、当院では心臓外科医・循環器内科医・麻酔科医・看護師・放射線技師・臨床工学技士が一体となったハートチームで対応いたします。

当院はこれまで、救急・急性期医療を中心に地域の心臓疾患診療を支えてまいりました。このたびの弁膜症外来開設を機に、心臓弁膜症の早期発見と早期治療により一層力を入れ、更に「切らずに治す心臓治療」という新しい選択肢を地域の皆さまに提供し、柏市を中心とした東葛地域の循環器医療のさらなる発展に貢献してまいります。